聴力が衰えると、聞き間違える頻度が増えたり、何度も聞き返したりするようになります。 それを繰り返すうちに自信を失い、
後ろ向きな考え方や生き方になりかねません。 聞こえに不安や違和感を感じたら、
すぐに耳鼻科医にご相談ください。
・会話の聞き取りの低下
・他人とのコミュニケーション力の低下
・注意力の低下や記憶力の低下
・職務効率の減退
・他人からの認識・感心の低下
・イライラ、ストレス、憂鬱などの精神的な不安定
・引きこもりや社会からの孤立
厚生労働省発表(2015年1月)
難聴になると認知症のリスクが高くなる
そんなショッキングな報告が厚生労働省から発表されました。
超高齢化ニッポンに迫る身近な問題「認知症と難聴」の事、
家族と一緒に考えてみませんか。
◎日本人の高齢者4人に1人が認知症(2012年厚生労働省調べ)
◎難聴は認知症の発症要因の一つ
◎聞こえ難さは、自覚しにくい
◎難聴は、様々なライフスタイルに影響
難聴と様々な病気の関係性が報告されています。
●認知症
●転倒のリスク
●脳心血管障害
●がん治療
●糖尿病
●耳鳴り
店頭に無料の冊子、用意してあります。お気軽に申し出ください。
シグニア補聴器 冊子より抜粋
補聴器について
補聴器って片方の耳だけに付ければいいの?
片目で物を見ると歩きにくいですね、
立体感が無く、さらに視野も狭くなり遠近感が分かりません。
耳も片方で聞くと音の広がりが無くなり、方向感も分かりにくくなります。
海外では両耳装用が一般的になっています。アメリカで約80%近く
ドイツでも70%を超えると推定されています。
日本では2019年資料で45%程度にとどまっています。
さまざまな環境で、両耳装用は満足度が高いと言うことが判明しています。
成人の難聴者の中で病気又は手術による難聴は、わずか5~10%
全世界で7億人以上が難聴
多くの人が何かしら対策をとるまでに、難聴を10年間放置
難聴者人口の中で65才以上はわずか35%
難聴の原因は加齢だけではありません
20歳から30歳のうち全世界で8.5%もの人々が難聴
聞こえにくくなること。それは誰にでも起きる自然なことです。
人は年を重ねると聴力が低下していきます。通常は高音から少しずつ聞こえにくくなっていき、「ア、イ、ウ、エ、オ」の母音は聞こえるものの、子音を聞き取る力が低下していきます。
(シグニア・シーメンス補聴器カタログより)
補聴器の防水能力の所にIP67とか書いてありますが何のこと?
と思って見える方が少なくありません
始めのIPは国際電気基準会議という所で決められています。
この会議、別に知らなくてもよいので(私もよく知りませんが)先に進めます。
問題はこのIPの後ろの数字です。
最初の6は(防塵等級)簡単に言いますと、異物やホコリの入りにくさ
次の7は(防水等級)水の入りにくさで、それぞれ数字が大きくなるほど
能力が良いことになります。
防塵等級は0~6まで 下の図第1記号説明
防水等級は0~8まで 下の図第2記号説明
この資料は、新しい商品に対しての基準なので、長期間使用していれば
少しづつ能力は低下してくる訳ですから、防水補聴器をご使用に
なるとき防水能力をあまり過信しないほうが良いと思います。
紀元前400年頃シシリーでディオニソスが作った地下牢と監視人室との間に音を伝える為の管が敷設された。囚人達の会話を盗聴し、脱獄計画を察知する為のものと言われている。 これが最初の補聴器と言われているが補聴器と言うよりは盗聴器のようだ
1650年ころからラッパの吹き口を耳に当てるような補聴器を使っていたらしい。
1920年ころから真空管式の補聴器が作られ始めたようです。しかし昔の真空管式ラジオ
のような大きさで実用にならなかったようですが、電気を使い音を増幅させる第一歩だった。
研究により真空管がさらに小型になり、補聴器も小型化されて行きました。
1940年後半にトランジスターが発明され補聴器もさらに小型、省電力となり使いやすくなってきましたが箱型イヤホンタイプでまだまだ雑音も多い商品でした。
1954年ころにメガネに補聴器を付けたものが発表され流行したようですが、今ではあまり使われなくなってきました。
1955年ころから耳の中に入れる耳穴式が出始めさらに小型化に向かって開発されてゆきます。 同時に耳掛け式もこの頃から盛んに使用されるようになりました。
1997年頃から補聴器はデジタル式に変わり始め、雑音量が圧倒的に減少し、今の補聴器の先駆けとなりました。
2014年にはスマートホンを使用して補聴器の調整が出来る機種も出来ました。
2017年 非接触型充電補聴器が出来ました。
2018年 機種により、パソコンから遠隔操作により自宅にいて、音質などの調整 ができるようになりました。
2021年 充電タイプの耳穴式補聴器が登場して充電タイプが更に充実しました。
2022年 雑音と音声信号を別々に減衰・増幅ができるものが発売されました。
現在ではほとんどがデジタル式で、さらに第8世代第9世代のデジタル式へと進化しています。防水タイプも本格的に製造されるようになり、 益々良いものが出来ています。
ポケット式補聴器
かなり昔からあるタイプですが、今でも取り扱いのしやすさなどで根強い人気のタイプです
耳かけ式RICレシーバータイプ
最新の耳かけタイプで、耳栓にレシーバーが付いているのでスピーカーと鼓膜の距離が近く、音がダイレクトに届く 本体も小さくチューブも目立たない。
耳かけ式ライフタイプ
耳かけ式でレシーバーが本体に有りチューブを通して音を伝えるタイプ
パイプが細いので目立たない。
耳かけ式 一般的なチューブのタイプ
耳かけ式で以前からあるデザイン機械は最新のデジタル式チューブの太さが少々目立つ、少しづつ減っているがまだまだ売れている。
耳穴式MC(マイクロカナル)
CICよりやや大きいタイプだが高度・重度まで対応できる機種もある
横から見て少しわかる大きさ
耳穴式CT(カナルタイプ)
耳穴式で一番よく使用されている、もちろん高度・重度まで対応できる機種もある。
耳穴式LS(フルサイズ)
耳穴式で一番大きく中度から高度難聴以上に人に最適、耳にしっかりはまってずれない 若干目立つ
耳穴式COOL(クール)
補聴器らしくない補聴器 補聴器の新しいカタチ、オーディオ機器のようなイメージ
見せる補聴器と言える。
上記、補聴器の写真はシーメンス補聴器カタログより
メガネ式補聴器
最近、販売数が少なくなったが一時は人気のあった補聴器
上記写真はコルチトーン補聴器カタログより
補聴器の中はどうなっているの